2017年第一回目の第167回例会は、艶やかな和装の方も見られ、新年に相応しく華やかな会となりました。
今朝のトーストマスターは、我らが教育副会長のN.Hさん。春のスピーチコンテストに向けて、日本を代表する
スピーカーのN.Tさんをゲストスピーカーに迎え、後半は東京メトロのスピーチの女王S.Mさんによる
スピーチワークショップからなる、特別な構成の例会を企画してくださいました。春らしい淡いピンクのお着物も
良く似合っていました。
そして一つ目のAgenda「今日の言葉」の担当はK.Mさん。「今日の言葉」は、例会中に積極的に使って欲しい
言葉を紹介し、語彙力を増やすことを目的にしています。K.Mさんより紹介された言葉は「夢:dream」でした。
続いてのAgendaはGood &New。参加者の頭のウォーミングアップのために24時間以内にあった良いことを紹介
するエクササイズですが、担当のA.Iさんの粋な計らいで、今年の夢を紹介しました。恋をする、着物を着る、
スキーを上達させる、引っ越しする、3回目の正直で国家試験に合格する等々、聞いていてワクワクする
Good & Newでした。
皆の夢が叶いますように☆
今週のニュースの担当はK.Tさん。若者の車離れが言われているが、車にかかる費用は実際にはどのくらい
なのか、買う場合、レンタルする場合に分けて、具体的な数字を示して紹介してくださいました。K.Tさんの
見解は、実際の使用状況に応じて車の購入を考えるとよいのではないかということでした。
車は助手席に乗るのが一番かな・・^^;
そして、本日のメイントピック、何度も全日本スピーチコンテストで優勝しているN.Tさんによるスピーチです。
タイトルは、Look around(CC4)。社長プレゼンの日にPCを家に忘れ、取りに帰っているうちに会議は
終わっていた。急いでいてPCを取りに帰ることしか考えていなかったが、振り返ってみると、実は道中様々な人に
助けられていていたことに気づき、物は忘れても人の温かさは忘れてはいけない、という強いメッセージの
あるスピーチでした。
スピーチの構成、和室をめいっぱい使い、その場にいるかのような臨場感あふれた、聴衆を巻き込むスタイルの
スピーチは、学びの多いものとなりました。
続いて、2つ目のメイントピック S. Mさんによるスピーチクラフトワークショップ
今後のスピーチの種をつくること、仲間とスピーチを作る楽しさを学ぶことを目的としたワークショップでした。
1つ目のワークは、スピーチとは何か、を個々人で考え、グループで共有しました。
出てきた意見は、スピーチとは「気持ちのプロジェクター」、「頭の体操」「シンプルなエンターテイメント」等々、
大別すると以下のとおり。
・自己整理、振り返りためのもの
・相手に自己開示をするためのもの
・他の人の考えや行動に影響するもの
スピーチに対する価値観の違いがこんなにもあるのだということに気付くことができました。
2つ目のワークは、スピーチトピックの種はどこにあるのかを考え、共有しました。
出てきた意見は、何か失敗したとき、誰かに何かを共有したいとき、感動を共有したい、日常何気ないとき
等々、がありました。
日常の何気ないことを書き留めるため、ネタ帳を作り、お風呂場、枕元、トイレまで!持ち歩いているといった
事例も紹介されました。
そんな中でも、自分の中でChangeがあったとき、それもpositiveなChangeがあったときは、自分の成長に
つながったときなので、何か、その前には失敗があったりするので、そのChangeがあったのは、なぜかを考えて
いくといいスピーチができるというN.Tさんのコメントには学ぶことが多かったのではないかと思いました。
3つ目のワークはスピーチの種を個々人で考えグループに紹介し、その中から一つの種で、皆で2分スピーチを
作ろうというものでした。
一人で悶々を考えているよりも、なぜ、なぜ??と皆で深く考えていくことで、整理され、短時間にも関わらず
どのグループも素晴らしいスピーチを披露することができました。
幸先よく、素晴らしいスピーチの芽がたくさんでたので、春のスピーチコンテストでは、東京メトロ悲願の
全国大会出場を果たせるといいなと思いました。
終盤は、スピーチや会全体に対する評価のパートになります。
N.Tさんのスピーチに対する論評はN.Sさんが担当でした。論理的にN.Tさんのスピーチの素晴らしさを
説明してくださり、今後スピーチを作る際のTipsが詰まったもので、とても学びの多いものでした。
最後に総合論評は、今回が初めてのG.Mさん。とても充実したワークショップで皆が夢中になり、時間が
おしていたにも関わらず、端的に今日の例会を振り返り、まとめてくださいました。
2017年もますます輝く1年になりますように。
文責:Y.Y